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古代史探訪 enkieden.exblog.jp

神社、遺跡めぐり   1943年生   印南神吉 (いんなみかんき)


by enki-eden
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蛇信仰

蛇の古語
 カカ    カガチ、イカガシコオ (伊香色雄)
 ハハ   ハハキリ(天羽々斬)の剣
      日本書紀の一書には天蝿斫剣とある。「蝿」が「ハハ」と読むなら、7代孝霊天
      皇妃の蝿伊呂泥(はえいろね・古事記)、蠅伊呂杼(はえいろど)も「ハハ・蛇」
      かもしれない。
 ヌカ   ヌカヒメ (蛇巫、田王)、ヌカト (天の糠戸)鏡作部の祖  
 ナガ・ナギ
 鏡は蛇の目(カカメ)→鏡(カガミ)、額田王の父は鏡王。

 インド神話でのインドコブラの蛇神ナーガ(雄)・ナーギ(雌)からナガ・ナギ(蛇)は来ていると言う説があります。「長い」という言葉も「ナガ」が語源か。イザナギナガスネヒコ、オキナガタラシヒメ(神功皇后)。うなぎもこの中に入るのか?
 「ナガ」「ナギ」から「ニギ」に変化したともいわれる。 ニギハヤヒ、ニニギ
 そして八俣大蛇、三輪山の蛇信仰、神社の注連縄などはインドの蛇神話につながっているかもしれない。ヒンドゥー教では蛇神が重要な役割を果たしてきた。インドのみならず、かつては蛇神が世界中で信仰されていたが、今日では細々としたものになってしまった。
 奈良県桜井市の大神神社の境内手前に「巳の神杉」があるように、日本では蛇信仰が残っている。
   東大阪市の石切剣箭神社の注連縄(2009年9月24日撮影)
蛇信仰_d0287413_13463689.jpg

 あるいは、注連縄は蛇ではなくて、「出雲」の雲と言う説もあります。注連縄が雲で、大きな鈴が雷、紙垂(しで)が稲妻という説も捨てがたいと思います。

印南神吉   メールはこちらへ  nigihayahi7000@yahoo.co.jp

by enki-eden | 2012-12-22 14:34