2012年 12月 29日
大避神社 坂越の船まつり
大避神社(おおさけじんじゃ)
住所: 兵庫県赤穂市坂越(さこし)1297番地 電0791-48-8136
祭神: 大避大神(秦河勝)、天照皇大神、春日大神
「大避神社坂越の船祭り」は「大阪天満宮天神祭」、「安芸厳島神社管絃祭」と並び瀬戸内海三大船祭りの一つになっています。今年(2012年)の春に重要無形民俗文化財に指定されました。私が行ったのは2010年11月21日と2011年10月9日(日)です。昨年の10月9日は船祭りを見に行きました。
聖徳太子の側近である秦河勝は京都最古の寺とされる広隆寺を建立。広隆寺近隣には大酒神社がありますが、広隆寺境内から遷座したようです。坂越の大避神社の名も大酒神社から取ったと思われますが、「酒」を「避」に変えたのは、聖徳太子一家を抹殺した蘇我入鹿を「避ける」意味がありそうです。
秦河勝は蘇我入鹿を避けて坂越に移り住み、千種川流域の開拓を進めた後、大化3年(647年)に死去。地元の民がその霊を祀ったのが当神社です。秦河勝は大避神社前の生島(いきしま・国の天然記念物)に葬られ、禁足地になっています。雅楽で有名な東儀秀樹氏は河勝の子孫と言われています。
宝珠山の麓に鎮座 2010.11.21
鳥居
神門
拝殿
船渡御に使用された船
秦河勝後裔の岡正雄氏寄贈の絵馬、蘭陵王(らんりょうおう)
拝殿前の井戸で、中は12角形になっている。
12という数字は祭神の秦河勝がペルシャ系との説がある。2011年10月9日(日)
手前に生島、その向こうは坂越の街、その向こうに千種川が流れている。
生島に聖徳太子の側近の秦河勝(647年没)の墓がある。
2艘の櫂伝馬船が沖合いから浜にやってくる。
櫂伝馬は左右5人づつの漕ぎ手、一人のリーダー、二人の舵取り、
一人の太鼓、二人の音頭取りからなっている。皆元気で勇ましい。
扇のようなものを持って両腕を上下に動かし音頭を取っている姿が鳥が飛ぶ姿に似て
いるので「鳥飛び」で倭迹迹日百襲姫の「トトヒ」の名になっているという説がある。
神輿船に掛ける7枚の「バタ板」によるパフォーマンス。
櫂伝馬2艘で引っ張って生島の御旅所へ船渡御が始まる。
一番・二番の櫂伝馬、三番の獅子船、四番から八番までの頭人船、九番の楽船、
十番の御神輿船、十一番の警護船、十二番の歌船からなる和船12隻が船行列を
組み、獅子舞や御船歌、雅楽が奏でられる中をお旅所のある生島までを往復する。
御旅所
夜になって多くのかがり火が照らす浜に御旅所から12艘の船が戻ってきた。
神社へ宮入で祭りは終了する。感動的な船祭りでした!
住所: 兵庫県赤穂市坂越(さこし)1297番地 電0791-48-8136
祭神: 大避大神(秦河勝)、天照皇大神、春日大神
「大避神社坂越の船祭り」は「大阪天満宮天神祭」、「安芸厳島神社管絃祭」と並び瀬戸内海三大船祭りの一つになっています。今年(2012年)の春に重要無形民俗文化財に指定されました。私が行ったのは2010年11月21日と2011年10月9日(日)です。昨年の10月9日は船祭りを見に行きました。
聖徳太子の側近である秦河勝は京都最古の寺とされる広隆寺を建立。広隆寺近隣には大酒神社がありますが、広隆寺境内から遷座したようです。坂越の大避神社の名も大酒神社から取ったと思われますが、「酒」を「避」に変えたのは、聖徳太子一家を抹殺した蘇我入鹿を「避ける」意味がありそうです。
秦河勝は蘇我入鹿を避けて坂越に移り住み、千種川流域の開拓を進めた後、大化3年(647年)に死去。地元の民がその霊を祀ったのが当神社です。秦河勝は大避神社前の生島(いきしま・国の天然記念物)に葬られ、禁足地になっています。雅楽で有名な東儀秀樹氏は河勝の子孫と言われています。
宝珠山の麓に鎮座 2010.11.21
鳥居
神門
拝殿
船渡御に使用された船
秦河勝後裔の岡正雄氏寄贈の絵馬、蘭陵王(らんりょうおう)
拝殿前の井戸で、中は12角形になっている。
12という数字は祭神の秦河勝がペルシャ系との説がある。2011年10月9日(日)
手前に生島、その向こうは坂越の街、その向こうに千種川が流れている。
生島に聖徳太子の側近の秦河勝(647年没)の墓がある。
2艘の櫂伝馬船が沖合いから浜にやってくる。
櫂伝馬は左右5人づつの漕ぎ手、一人のリーダー、二人の舵取り、
一人の太鼓、二人の音頭取りからなっている。皆元気で勇ましい。
扇のようなものを持って両腕を上下に動かし音頭を取っている姿が鳥が飛ぶ姿に似て
いるので「鳥飛び」で倭迹迹日百襲姫の「トトヒ」の名になっているという説がある。
神輿船に掛ける7枚の「バタ板」によるパフォーマンス。
櫂伝馬2艘で引っ張って生島の御旅所へ船渡御が始まる。
一番・二番の櫂伝馬、三番の獅子船、四番から八番までの頭人船、九番の楽船、
十番の御神輿船、十一番の警護船、十二番の歌船からなる和船12隻が船行列を
組み、獅子舞や御船歌、雅楽が奏でられる中をお旅所のある生島までを往復する。
御旅所
夜になって多くのかがり火が照らす浜に御旅所から12艘の船が戻ってきた。
神社へ宮入で祭りは終了する。感動的な船祭りでした!
by enki-eden
| 2012-12-29 15:09