古代史探訪

enkieden.exblog.jp
ブログトップ

青谷上寺地遺跡展示館(あおやかみじちいせき)と因幡万葉歴史館

青谷上寺地遺跡展示館(あおやかみじちいせき)
 住所: 鳥取市青谷町青谷4064   電話:0857-85-0841
 鳥取市内のレストランで昼食、スープ・鳥の炒め物・コーヒー付で680円、大変おいしかったです。
 昼食後、日本海沿いに国道9号を西進、鳥取空港の前を通り、美しい白兎海岸を右に眺め、左へ少し入っていけば白兎神社(鳥取市白兎603)があります。大国主命が八上比売に求婚するための旅の途中で、白兎(稲葉の白うさぎ)に出会って助けたお話が古事記にあります。そして大国主命は八上比売と結婚し木俣神(御井神)が生まれます。八上比売を祀る神社は売沼神社(めぬまじんじゃ、鳥取市河原町曳田字上土居169)です。   
 鳥取市内から国道9号を20kmほど西へ進むと青谷上寺地遺跡展示館に着きます。
 2,200年前から1,700年前まで栄えた弥生集落の遺跡です。殺傷痕跡のある人骨など100体分の人骨や、日本で初めて1800年前の弥生人の脳が含まれた頭骨も三つ発見されました。人骨からはDNAが抽出されましたが、脳からは量が少なくて抽出できなかったようです。抜歯の風習もありました。身長も縄文人より高く、渡来の弥生人です。
 調査されたのは鳥取大学医学部教授の井上貴央氏と鳥取県教育委員会です。
     窓格子状の木製品 
d0287413_10353555.jpg

     壷
d0287413_10355537.jpg

     壷と甕、貝塚から出土した貝殻
d0287413_1036143.jpg

     畿内・美作・備後製の土器、
d0287413_1036312.jpg



因幡万葉歴史館
 鳥取市国府町町屋726   TEL 0857-26-1780
 万葉歌人大伴家持(718年~785年)が758年に因幡国の守となり、759年1月に因幡国庁で詠んだ歌が万葉集の最後を飾っています。
 新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
                                     
 国府町には奈良・平安時代に因幡国庁が置かれていました。因幡国庁は稲葉山(標高249m)の南西麓で、因幡万葉歴史館の北東800mのところに国庁跡があります。

 在原行平(ありはらのゆきひら・818年~893年、在原業平の異母兄)は855年に因幡国の守となりました。その赴任前の惜別の歌です。
  たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む

 因幡万葉歴史館では万葉衣装の試着体験ができます。また、因幡の古代、因幡国という歴史的視野にたって、国府町に残る古墳や石堂などの古代遺跡を模型で再現しています。
   因幡国庁模型
d0287413_10453847.jpg

 伊福吉部徳足比売(いふきべのとこたりひめ・708年病没)等身大徳足比売像
d0287413_10455732.jpg

 伊福部氏の女性として藤原京の女官(采女)として仕えましたが病没、当時から少しづつ始まり出した火葬にふされました。遺骨を収めた骨蔵器に銘文・墓誌が刻まれており、重要な資料となっています。墓跡は因幡万葉歴史館の北1km(稲葉山中腹)にあります。
   
   赤:万葉歴史館、緑:国庁跡、青:伊福吉部徳足比売墓跡

[PR]
by enki-eden | 2013-01-20 11:05