2013年 03月 30日
平城宮跡のニュース
今日(3月30日)の朝刊に平城宮跡のニュースが出ていました。
49代光仁天皇(在位770年~781年、38代天智天皇の孫、50代桓武天皇の父)の離宮を囲む回廊と見られる建物跡が見つかりました。平城宮跡の内裏に匹敵する規模です。
奈良時代に天皇の宮殿などが置かれた奈良市の平城宮跡の東院地区で、回廊と見られる幅約6mの建物跡が見つかり、奈良文化財研究所が28日に発表しました。
光仁天皇の離宮「楊梅宮 ようばいきゅう」があったとされる場所で、以前に中枢施設とみられる2棟の大型建物跡が見つかっています。
奈良文化財研究所は「幅6mは内裏に匹敵する異例の規模で、楊梅宮を区画していた可能性が高い。宮の範囲特定にもつながる発見」としています。
楊梅宮は、続日本紀に773年に完成したと記され、蓮の花が咲く池があったほか、貴族や蝦夷(えみし)を招いた宴会も催されました。
見つかったのは回廊の北西角部分とみられ、東西約18m分、南北約15m分。柱を直接地面に埋める掘っ立て柱式で、18の柱穴を確認した。
以前に見つかった同様の建物跡ともつながり、南北の長さは約54mになる。これまでの発掘成果から、宮の範囲は東西約96m、南北約86m以上に及ぶ可能性があるという。
調査を担当した小田裕樹研究員は「文献でしか知られていなかった楊梅宮の関連した遺構が見つかったことは大きな成果だ」としています。
49代光仁天皇(在位770年~781年、38代天智天皇の孫、50代桓武天皇の父)の離宮を囲む回廊と見られる建物跡が見つかりました。平城宮跡の内裏に匹敵する規模です。
奈良時代に天皇の宮殿などが置かれた奈良市の平城宮跡の東院地区で、回廊と見られる幅約6mの建物跡が見つかり、奈良文化財研究所が28日に発表しました。
光仁天皇の離宮「楊梅宮 ようばいきゅう」があったとされる場所で、以前に中枢施設とみられる2棟の大型建物跡が見つかっています。
奈良文化財研究所は「幅6mは内裏に匹敵する異例の規模で、楊梅宮を区画していた可能性が高い。宮の範囲特定にもつながる発見」としています。
楊梅宮は、続日本紀に773年に完成したと記され、蓮の花が咲く池があったほか、貴族や蝦夷(えみし)を招いた宴会も催されました。
見つかったのは回廊の北西角部分とみられ、東西約18m分、南北約15m分。柱を直接地面に埋める掘っ立て柱式で、18の柱穴を確認した。
以前に見つかった同様の建物跡ともつながり、南北の長さは約54mになる。これまでの発掘成果から、宮の範囲は東西約96m、南北約86m以上に及ぶ可能性があるという。
調査を担当した小田裕樹研究員は「文献でしか知られていなかった楊梅宮の関連した遺構が見つかったことは大きな成果だ」としています。
by enki-eden
| 2013-03-30 22:41