古代史探訪

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京都御所②

 京都御所は京都市上京区の京都御苑の中央部にあります。大きさは34,000坪以上あり、東西250m、南北450mです。御所の周囲は美しく格式高い築地塀(ついじべい)で囲まれています。内裏は鎌倉時代に焼失しましたが、江戸幕末の1855年に再建されました。
 御所の築地塀に門は六つあります。南側中央に建礼門(桧皮葺)、西側の南から宜秋門(ぎしゅうもん、桧皮葺)、清所門(せいしょもん、瓦葺)、皇后門(瓦葺)、北側中央に朔平門(さくへいもん、桧皮葺)、東側南に建春門(桧皮葺)です。
 築地内の紫宸殿と南庭も回廊(塀)で囲まれており、南中央に承明門、西中央に月華門、東中央に日華門があります。回廊は瓦葺、白い壁、柱類は朱塗りになっています。
   日華門から紫宸殿(ししんでん)の南庭に入りました。
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   南庭から承明門(じょうめいもん)を望む。
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 紫宸殿。重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿。大正天皇、昭和天皇の即位礼もここで行われた。平成天皇からは皇居で即位が行われるようになりましたので、即位に使う御所の高御座(たかみくら)が皇居に運ばれました。
 紫宸殿は入母屋造り桧皮葺きの高床式宮殿で南向き。中央に天皇陛下の高御座と右(東)に皇后陛下の御帳台(みちょうだい)がかすかに見えます。
 複製の高御座が奈良平城宮大極殿に展示されています。4月7日(日)投稿の「平城宮大極殿」をご覧ください。
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   向かって右に左近の桜、後ろの門は日華門。
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   向かって左に右近の橘
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 豊明節会大歌舞妓之図(とよのあかりのせちえおおうたぶぎのず)。新嘗祭の翌日辰の日の夜に紫宸殿で催される宴。右下の楽人5人に合わせ、2人の舞姫(一番奥)が五節舞(ごせちまい)を舞う。
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 清涼殿。入母屋造り桧皮葺きの寝殿造り。天皇の日常生活の場として使われたが、御常御殿(おつねごてん)に居住するようになってからは、清涼殿も儀式殿となった。紫宸殿の後ろ(北)にあり、東向きです。
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   清涼殿から紫宸殿の後ろを望む。
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 四方拝。元旦午前4時頃、清涼殿東庭で行われる恒例行事で、年頭にあたり天皇が天地四方を拝される儀式。現在も元日早朝に皇居で行われている。
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 清涼殿10月更衣之図。毎年4月1日と10月1日に行われ、紫宸殿・清涼殿の帷(とばり)などの装束を取り替える行事。人々の衣裳もこの時更衣が行われた。現在は立冬と立夏に行っている。
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 小御所(こごしょ)。1867年12月9日の王政復古の大号令が発せられた日の夜、「小御所会議」がここで行われた。1954年に焼失、1958年に復元された。
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 小御所での東遊(あずまあそび)。国風歌舞(くにぶりのうたまい)で他の雅楽曲と違い、外来音楽の影響を受ける以前から日本にあった古来の歌舞(うたまい)です。記紀に基づくものが多く、神道や皇室に深く関わる歌や舞で構成されています。
 現在は宮中で、神武天皇祭(4月3日)、春季皇霊祭(春分の日)、秋季皇霊祭(秋分の日)に賢所にて行われます。皇霊祭については9月12日(木)投稿の「春分と秋分の太陽信仰」をご覧ください。
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 小御所(こごしょ)舞楽東使拝見之図。幕府からの使い(東使)に舞楽の拝見と賜饌が行われた。
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by enki-eden | 2013-11-11 08:47