古代史探訪

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最古の木製仮面

 桜井市立埋蔵文化財センター(電:0744‐42‐6005)にて「発掘調査速報展、50センチ下の桜井」と題して出土物の展示が開かれています。大神神社の大鳥居の100mほど北にあります。昨年の発掘調査成果の紹介になっています。
 昨年度の調査では、13ヶ所の遺跡を発掘されたそうですが、大福遺跡で弥生時代の環濠が確認され、纏向遺跡で4世紀代の溝が見つかったことなど、50センチ下に広がる世界を見ることができます。
 桜井市の西部にある大福遺跡は弥生時代中期から後期の遺跡ですが、今回は古墳時代前期と奈良時代の井戸や条坊道路の側溝が見つかりました。
 纏向遺跡は奈良盆地の東南部、桜井市の北部にある遺跡で、北隣りの天理市にまで広がっている可能性があります。3世紀から4世紀にかけて栄えた集落ですが、他の遺跡と違うのは大和以外の地域から運ばれた土器が多いことと、最も古い時期の古墳が存在することです。
 戒重遺跡(かいじゅういせき)は縄文時代から弥生時代の遺跡です。古代の流路跡が見つかり、流れをせき止めるための柵(しがらみ)が設置されていました。柵は流路に直径10cmほどの木杭を打ち込み、木の枝を交差して編みこんでいます。
 茅原大墓古墳は帆立貝式古墳で前方部が小さい古墳です。最古の盾持人埴輪が出土するなど大きな成果があります。
地図(赤のアイコンが纏向遺跡、紫が茅原大墓古墳、青が大福遺跡、黄が戒重遺跡)


 大福遺跡出土の高野槇製の木製仮面の一部(2世紀後半、農業祭祀に使ったか)
  長さ23.4cm、厚さ5mm。目を表す穴と、ひもを通したとみられる穴があった。
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 纏向遺跡出土の木製仮面(木製の鍬を変形しているので農業祭祀に使ったか)
 3世紀前半、アカガシ製の転用品で、長さ約26cm、幅約21.5cm。
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     埴輪
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     茅原大墓古墳
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     盾持人埴輪
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 私事ですが、先日の父の日に娘夫婦がポロシャツをプレゼントしてくれました。
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by enki-eden | 2013-06-20 00:07