古代史探訪

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大祓え 夏越の祭

 日々の暮らしの中で犯した罪、穢(けがれ)を祓い清め、無病息災を祈る神事を「大祓(おおはらえ)」といいます。毎年6月と12月の2回、月末に行われます。6月の大祓を「夏越(なごし)の祓」、12月の大祓を「年越の祓」といいます。
 大祓では人形(ひとがた、紙を人の形に切り抜いたもの)に名前と年齢を書き、体を撫で息を吹きかけます。そうすることにより自分の罪・穢れを人形に託し、人形を海や川に流すことで我が身の代わりに清めてもらいます。
 多くの神社では拝殿の前などに茅(かや)で作った大きな輪を設け、それを3回くぐることで疫病や罪・穢れを祓う「茅の輪(ちのわ)神事」が行われます。これは備後国風土記逸文に、善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)から「もしも疫病が流行したら、悪疫除去のしるしとして、茅の輪を腰につけると免れることができる」といわれ、茅の輪を疫病除けのしるしとした伝承に由来します。

   水無月の 夏越の祓 する人は 千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶというなり 
            拾遺和歌集 292番 「よみ人知らず」

   風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
           小倉百人一首 98番 藤原家隆(1158年~1237年)

 次の日曜日は6月30日で夏越の祭ですから、一度経験されてはいかがでしょうか。
 詳しくは1月30日投稿の「大祓い」をご参照ください。
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by enki-eden | 2013-06-24 13:40