2013年 09月 27日
青玉神社(あおたまじんじゃ)
兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽(とりま)735
祭神:天戸間見命(あまのとまみのみこと、出雲から来た製鉄の神、別名:天目一箇命)
大歳御祖命(おおとしみおやのみこと、合祀)
駐車場は神社の向かいの「道の駅R427かみ」です。
(兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽 733-1 電:0795-36-1919)
兵庫県宍粟市の伊和神社のように、道向かいの「道の駅」が駐車場になっています。地方を旅行していると「道の駅」が本当に便利ですねぇ。
道の駅R427かみ

三国岳の頂上に鎮座し、後に現在地の村里へ遷座した「式内社天目一神社(あめのまひとつじんじゃ)」の祭場(まつりば)が「とりば」となり、「鳥羽」の文字が当てられ「とりま」と呼ばれるようになったといわれています。後に青玉神社と改称されました。
西日本の山間部は中国山地を中心として蹈鞴製鉄の盛んな地域です。中国山地は東西に長く、東は兵庫県の市川・円山川付近から、西は山口県までの約400kmもあります。兵庫県の氷ノ山(ひょうのせん、標高1,510m)を除くと、高い山では標高約1,000m ~1,300m、低い山では標高200m ~500mの山で構成されています。
中国山地は花崗岩が多く、風化しやすく磁鉄鉱を多く含んでいます。風化して堆積した砂鉄は長門・石見・出雲・安芸・吉備・伯耆・因幡・但馬・丹波・播磨などの「たたら製鉄」の原料となりました。

従って、兵庫県でも素戔嗚・大歳・大己貴・天目一箇・金山彦・金屋子・石凝姥(イシコリメ)・天日矛・木花咲也姫など製鉄神を祀る神社が多いのです。天目一箇神は古語拾遺、日本書紀、播磨国風土記に登場しますが、目一箇(片目)は製鉄職人の特徴で職業病のようなものでしょう。
天目一箇神は播磨国風土記の託賀郡(多可郡)の条に天目一命の名で登場します。道主日女命(みちぬしひめのみこと)が父の分からない子を産んだので、道主日女命のところに通ったことのある豪族を集めて宴席を設けました。子に盟酒(うけいざけ)を注ぐ相手を諸豪族から選ばせたところ、天目一命に注いだことから天目一命が子の父であると分かったというものです。盟酒については1月2日に投稿の「盟酒(うけいざけ・父親を占いで探す)」をご覧ください。
蹈鞴(たたら)の語源は、中央アジアトルコ系民族のダッタン(タタール)という説があります。
青玉神社は加古川の支流杉原川の上流に鎮座、3km北には播州峠があり、播磨国と丹波国の国境です。
社号標

天戸間見の森

鳥居は両部鳥居(りょうぶとりい)で、鳥居の柱を支える稚児柱があります。笠木の上には笠(屋根)がありますが、扁額にも屋根がついています。冬の雪対策か。
この形の鳥居で一番大きいのは日本三景・安芸の宮島に鎮座の厳島神社の赤い大鳥居です。


入口の説明板

杉の大木

境内の案内板

手水舎の龍

池の中の岩に青玉が

休み石
その昔、井ノ岡(猪の岡)という狩人が三国山に狩りに行った帰り道、背中が急に重くなり、ここ迄やっと辿りつき、動けなくなった。
この休み石に腰かけ、しばらく休んだ後、帰ろうと立ち上がれば背中が急に軽くなった。急いで村に帰り、この事を村の人に話した。村の長老がそれはきっと神様やと言った。
山頂の青玉さまを背負ってきたのだから、ここに神様を祀れということだといって、この地を清め青玉神社として祀りましたとさ。
休み石の前に「足腰の痛い人、肩がこる人、こんな方を知っている人 一度拝んで下さい。」と書いてあります。私も拝みました。

拝殿、千木は垂直切り、鰹木は5本。

本殿は柿葺(こけらぶき)流造、老朽化のため建物で覆われています。


乳の木(銀杏の大木、高さ25m・幹回り4m)は樹齢500年で、太い枝に大きな乳房に似た変形枝ができています。乳の出がよくない母親や乳房の悩みにご利益があるそうですよ。



本殿右に熊野神社(境内社、祭神:伊邪那岐神)


本殿左には愛宕神社、山神社、稲荷神社


境内には杉の巨木が林立し神聖な空間を感じます。その中の大杉7本が兵庫県指定天然記念物になりました。最も大きな杉は「夫婦杉」(高さ45m、幹回り11m)で、樹齢千年だそうです。地上8mから二俣に分かれているので夫婦円満と縁結びのご利益が信じられています。


印南神吉 メールはこちらへ nigihayahi7000@yahoo.co.jp
祭神:天戸間見命(あまのとまみのみこと、出雲から来た製鉄の神、別名:天目一箇命)
大歳御祖命(おおとしみおやのみこと、合祀)
駐車場は神社の向かいの「道の駅R427かみ」です。
(兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽 733-1 電:0795-36-1919)
兵庫県宍粟市の伊和神社のように、道向かいの「道の駅」が駐車場になっています。地方を旅行していると「道の駅」が本当に便利ですねぇ。
道の駅R427かみ

三国岳の頂上に鎮座し、後に現在地の村里へ遷座した「式内社天目一神社(あめのまひとつじんじゃ)」の祭場(まつりば)が「とりば」となり、「鳥羽」の文字が当てられ「とりま」と呼ばれるようになったといわれています。後に青玉神社と改称されました。
西日本の山間部は中国山地を中心として蹈鞴製鉄の盛んな地域です。中国山地は東西に長く、東は兵庫県の市川・円山川付近から、西は山口県までの約400kmもあります。兵庫県の氷ノ山(ひょうのせん、標高1,510m)を除くと、高い山では標高約1,000m ~1,300m、低い山では標高200m ~500mの山で構成されています。
中国山地は花崗岩が多く、風化しやすく磁鉄鉱を多く含んでいます。風化して堆積した砂鉄は長門・石見・出雲・安芸・吉備・伯耆・因幡・但馬・丹波・播磨などの「たたら製鉄」の原料となりました。

従って、兵庫県でも素戔嗚・大歳・大己貴・天目一箇・金山彦・金屋子・石凝姥(イシコリメ)・天日矛・木花咲也姫など製鉄神を祀る神社が多いのです。天目一箇神は古語拾遺、日本書紀、播磨国風土記に登場しますが、目一箇(片目)は製鉄職人の特徴で職業病のようなものでしょう。
天目一箇神は播磨国風土記の託賀郡(多可郡)の条に天目一命の名で登場します。道主日女命(みちぬしひめのみこと)が父の分からない子を産んだので、道主日女命のところに通ったことのある豪族を集めて宴席を設けました。子に盟酒(うけいざけ)を注ぐ相手を諸豪族から選ばせたところ、天目一命に注いだことから天目一命が子の父であると分かったというものです。盟酒については1月2日に投稿の「盟酒(うけいざけ・父親を占いで探す)」をご覧ください。
蹈鞴(たたら)の語源は、中央アジアトルコ系民族のダッタン(タタール)という説があります。
青玉神社は加古川の支流杉原川の上流に鎮座、3km北には播州峠があり、播磨国と丹波国の国境です。
社号標

天戸間見の森

鳥居は両部鳥居(りょうぶとりい)で、鳥居の柱を支える稚児柱があります。笠木の上には笠(屋根)がありますが、扁額にも屋根がついています。冬の雪対策か。
この形の鳥居で一番大きいのは日本三景・安芸の宮島に鎮座の厳島神社の赤い大鳥居です。


入口の説明板

杉の大木

境内の案内板

手水舎の龍

池の中の岩に青玉が

休み石
その昔、井ノ岡(猪の岡)という狩人が三国山に狩りに行った帰り道、背中が急に重くなり、ここ迄やっと辿りつき、動けなくなった。
この休み石に腰かけ、しばらく休んだ後、帰ろうと立ち上がれば背中が急に軽くなった。急いで村に帰り、この事を村の人に話した。村の長老がそれはきっと神様やと言った。
山頂の青玉さまを背負ってきたのだから、ここに神様を祀れということだといって、この地を清め青玉神社として祀りましたとさ。
休み石の前に「足腰の痛い人、肩がこる人、こんな方を知っている人 一度拝んで下さい。」と書いてあります。私も拝みました。

拝殿、千木は垂直切り、鰹木は5本。

本殿は柿葺(こけらぶき)流造、老朽化のため建物で覆われています。


乳の木(銀杏の大木、高さ25m・幹回り4m)は樹齢500年で、太い枝に大きな乳房に似た変形枝ができています。乳の出がよくない母親や乳房の悩みにご利益があるそうですよ。



本殿右に熊野神社(境内社、祭神:伊邪那岐神)


本殿左には愛宕神社、山神社、稲荷神社


境内には杉の巨木が林立し神聖な空間を感じます。その中の大杉7本が兵庫県指定天然記念物になりました。最も大きな杉は「夫婦杉」(高さ45m、幹回り11m)で、樹齢千年だそうです。地上8mから二俣に分かれているので夫婦円満と縁結びのご利益が信じられています。


by enki-eden
| 2013-09-27 00:03

