古代史探訪

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京都の結界

 50代桓武天皇が、794年の平安遷都に際し、風水を元に京都の町そのものを結界として造っています。京の都造りに貢献した秦氏・賀茂氏の影響があったことでしょう。玄武(北)に山(船岡山、111.7m)があり、青龍(東)に河川(鴨川)があり、朱雀(南)に湖沼(巨椋池)があり、白虎(西)に大道(山陽道)がある場所が都を造るのに最適とされました。


 そして、方位の厄除の神社として素戔嗚尊を平安京の周囲に祀りました。北は大将軍神社(北区西賀茂角社町129)、東は大将軍神社(東山区三条大橋東3丁目下る長光町640)、南は藤森神社(伏見区深草鳥居崎町609)、西は大将軍八神社(上京区一条通御前西入ル西町48)です。それ以外にも寺社を置き、平安京を守護しました。
 桓武天皇が平安遷都をした理由の一つに、40代天武天皇の平城京から脱却して、自身の38代天智天皇系に世の中を様変わりに変えるというものです。
 徳川幕府も江戸を守護するために寺社を配置して強力な結界をつくっています。神田明神、寛永寺、日枝神社、日光東照宮、増上寺などです。明治政府になって陰陽師や結界の思想は否定されました。しかし、天皇は従来どおりに国家・国民の安泰のために祈っておられます。皇太子もそうです。9月12日(木)投稿の「春分秋分の日」をご覧ください。

京都守護魔方陣
 平安時代中頃になると、安倍晴明(921年~1005年)が京都に結界を張って守護しました。陰陽博士の賀茂忠行と賀茂保憲(917年~977年)の弟子となり、晴明一代で賀茂氏と並ぶ陰陽道の家としての地位を確立します。(2001年に映画「陰陽師」が製作されましたので、私も見に行きました。)
 

五芒星の「中心の目」=晴明神社
 京都市上京区堀川通一条上ル806、  御所の西方700m、堀川通りに面しています。安倍晴明の屋敷跡であり、天文陰陽博士として活躍していた場所です。
 

五芒星結界
 1.賀茂別雷神社(上賀茂神社)、京都市北区上賀茂本山339
 2.松尾大社、京都市西京区嵐山宮町3
 3.慈照寺(銀閣寺)、京都市左京区銀閣寺町2
 4.鹿苑寺(金閣寺)、京都市北区金閣寺町1
 5.八坂神社(祇園神社)、京都市東山区祇園町北側625
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裏・五芒星結界
 1.鞍馬山(584m)、京都市左京区
 2.大原野神社、京都市西京区大原野南春日町1152
 3.醍醐寺、京都市伏見区醍醐東大路町22
 4.化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)、京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
 5.宇治神社、京都府宇治市宇治山田1

 陰陽五行説は古代の物理学・哲学で、現代の物理学・哲学にも通じるものがあります。

 陰陽師は陰陽五行説を会得していますから、表五芒星と裏五芒星を結界として使い、更に泰山府君・天文学・暦・道教などを駆使して占いをし、平安時代に大活躍しました。
 安倍晴明が京都全体に張った結界が「星満道満、せいまんどうまん」です。五芒星と魔法陣の結界は泰星(シリウス)からのエネルギーが降り注ぎ、京都の碁盤状に整備された道を満たして守護するという結界です。シリウスは六芒星ですが、五芒星とは陰と陽の対(表裏一体)になっています。
 シリウス(Sirius)は、おおいぬ座の1等星。太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星です。オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンともに「冬の大三角形」を形成しているので、冬の夜空を見上げればオリオン座の三ツ星と冬の大三角が非常に印象的です。
       シリウス、青星(あおぼし)ともいいます。
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 シリウスからのエネルギーで京都を守護したということですが、私は地球に届くシリウスのエネルギーだけでは小さすぎると思います。宇宙全体の巨大なエネルギーで守護したのではないでしょうか。「宇宙全体のエネルギー」では漠然としていますから、よく知られている大きな星・シリウスに代表させたと思いますがねぇ…
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by enki-eden | 2013-12-20 00:04