古代史探訪

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ヨーロッパの夏至祭と冬至祭

 6月21日(土)は夏至です。日照時間の少ない北欧では夏至祭が盛んです。広場の真ん中に立てられた柱(夏至柱)の周りで歌ったり踊ったり、たき火を焚いてその上を飛び越えたりして夏至祭をします。若い男女の縁結びや占いもあります。その影響か10ヵ月後の翌年4月から5月に出産数が多いというスウェーデンの統計があります。
 古代の日本の歌垣に似ていますね。柱の周りを男女が踊って回るのも伊弉諾・伊弉冉の国産み神話と似ています。
 キリスト教が布教される前からある夏至祭がキリスト教の洗礼者ヨハネの祝日となりました。
 古代日本でも日照時間の長い夏至は特別視されています。2013年6月16日(日)投稿の「太陽信仰における夏至」をご参照ください。

 一方、今年の12月22日(月)は冬至です。古代ローマ帝国では太陽神ミトラを信仰するミトラス教が広範囲で信仰されており、冬至で死んだ太陽が翌日から復活するのを祝うお祭りが12月25日に行われていました。この祭りは毎年死と復活を繰り返す「不滅の太陽の誕生日」のお祝いです。
 そのローマ帝国にキリスト教が布教されて、313年に公認されミトラス教に取って代わるようになります。そして、それまで行われていた12月25日の太陽の誕生祭をキリスト教会は「イエス・キリストの聖誕祭」に切り替えました。太陽の誕生日をクリスマス(キリストの誕生日)に替えたのです。
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 夏至の日は一年で昼の時間が一番長く、冬至の日は一年で昼の時間が一番短い。
 しかし、夏至の日に日の出が一番早く、日の入りが一番遅い訳ではありません。また、冬至の日に日の出が一番遅く、日の入りが一番早い訳ではありません。
 日の出が一番早い日は夏至の1週間ほど前で、日の入りが一番遅い日は夏至の1週間ほど後です。日の出が一番遅い日は冬至の2週間ほど後で、日の入りが一番早い日は冬至の2週間ほど前です。
 これは地軸が23.4度傾いていることと、地球の公転軌道が真円ではなく楕円だから時間がずれるのです。

 それと、ジューン・ブライド(June bride、6月の花嫁)という言葉があります。6月に結婚すると生涯幸せになるという言い伝えです。その理由は色々な説がありますが、ローマ神話のジュピター(Jupiter)の妻ジュノー(Juno)は結婚を司り、守護する月が6月のため英語の6月がJuneになったと言われています。
 しかし私には若い男女の縁結びが6月の夏至祭で行われる事と関係があるように見えるのですがねぇ・・・
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by enki-eden | 2014-06-14 00:06