古代史探訪

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NHKスペシャル 縄文・奇跡の大集落

 11月8日(日)午後9時から50分間のNHK総合テレビ放送でした。再放送は13日(金)の午前1時半からあるようです。レポーターは杏さんです。杏さんは知的な番組によく出演しますねぇ。

 縄文文化の象徴である青森県の三内丸山遺跡の巨大集落を中心に取材。長さ32mの大型住居は集会所で300人が入ることができ、その近くには大きな栗の木でできた高さ15mの柱が6本立っている。専門的な建築技術者がいたようです。

 芸術性の高い縄文土器の紋様は自然の精霊を敬う考え方(アニミズム)からきているようです。神秘的な土偶は安定した精神を育む作用があり、人が集まり、祀りの中心になった。
 漆製品などもあり、縄文人の豊かで文化的な暮らしぶりは海外の考古学専門家から高い評価を得ている。

 縄文文化は世界の中でも古く、15,000年前から2,300年前まで持続しており、興亡の激しい世界の中で稀な文化です。
 縄文時代には一部の農業は行われたが、本格的な農耕を行わず、狩猟採集を生活の基盤としながら、1万年以上も続いていた。世界を驚かせているのは、農耕ではなく狩猟採集生活で集落を成した持続性です。他の文明は全て10,000年前から農耕を基礎としているので、縄文文化は世界に類が無い。
 縄文人は集落の近くに栗を植えて森の維持管理をしたので定住ができた。春は森や野で山菜を採り、夏は海や川で魚を捕る。秋は栗などの木の実を収集し、冬は森で狩りをして食用と毛皮にする。
 縄文人は農耕もできたが、農耕ではなく狩猟採集を基礎にすることを選び定住した。

 しかし、2,300年前に農耕生活の弥生時代に移り、富の蓄積・国家の成立となっていく。近代文明は自然の破壊をもたらしたので、自然を持続的に活用する方法を考えないと地球は破綻してしまう。

 青森県の「特別史跡三内丸山遺跡」をご参照ください。
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by enki-eden | 2015-11-09 08:44