古代史探訪

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記紀の天皇家系図

 系図や伝承はよく混乱が見られますが、記述者の思惑や権力者の介入、長い間の伝承ミスなどもあると思います。
 これを正すには暦の統一を行った21代雄略天皇から逆算するか、もう少し後の29代欽明天皇から逆算する方法があります。
 更に、天皇家に仕える有力豪族の系図も残っており、誰がどの天皇に仕えたかも分かっています。

 17代履中天皇からは天皇の兄弟・従弟の即位がありますが、それ以前は全て親子関係になっているのは不自然です。
 初代神武天皇から10代崇神天皇までは親子関係の10世代になっていますが、逆算及び有力豪族との比較を見ると、兄弟・従弟の即位があると見られ、期間は5世代と考えられます。
 私見ですが、①初代神武天皇、②2代綏靖天皇・3代安寧天皇・4代懿徳天皇、③5代孝昭天皇・6代孝安天皇、④7代孝霊天皇・8代孝元天皇、⑤9代開化天皇・10代崇神天皇と考えています。

 大和の国で天皇家が始まる前の倭国(筑紫の29ヶ国)の主な系図も記紀には記述されています。紀元前1世紀の別天神(ことあまつかみ)5代、紀元元年から始まる奴国王の7代と7代目伊弉諾の子、孫の世代までです。

 倭王兼7代目奴国王の伊弉諾からの系図が混乱していると私は考えています。それは兄弟・姉妹・いとこなどで同世代になっている系図を前後の世代としてつないでいることです。
 並列の系図が直列になっているのです。国宝になっている海部氏の系図にも並列が直列になっている部分がありますから、注意が必要です。
 図をクリックしてプラスマークをクリックすると拡大します。
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by enki-eden | 2016-03-01 07:03