古代史探訪

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神話の神々

 1月2日投稿の「王統系譜」でも述べましたが、記紀に記載されている主な神名を下の表に掲げました。

 私見ですが、推定生年その他も載せています。「神話と歴史を混ぜるな」とおっしゃる方々にはご容赦願いますね。
 私の神話に対する捉え方は、古代人が歴史を自分たちの表現方法で伝承したものだと考えています。科学が発達した現代人には受け入れられない部分がありますが、そこは翻訳が必要です。特に日本書紀は孔子の「春秋の筆法」を過剰に使っていますので、専門家の解読が必要です。

 ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマン(1822年-1890年)は、ギリシャ神話の都市トロイアが実在すると考えて、発掘によって実証しました。彼は幕末に日本にも来ています。

 神話は荒唐無稽な作り話ではありません。古代人が自分たちの価値観と限られた知識で真剣に伝承したものです。由緒ある古い神社の伝承も重要です。
 日本の考古学者の中にも、記紀や中国の史書と取り組んでおられる方がいますので、心強いと思います。
 下の表で青い文字は奴国と倭国(北部九州の29ヶ国)、緑の文字は出雲の素戔嗚関係です。図をクリックしてプラスマークをクリックすると拡大します。
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 大野七三氏(1922年生)は先代旧事本紀や饒速日命に関する著書が多数ありますが、大野七三氏の神代の年代試算は次の通りです。(神武即位年については、私の意見の211年とは30年違います。)
 『アマテラスの子であるアメノホヒは出雲国造の祖神であり、現在出雲大社の当主はアメノホヒから83代目の千家尊祀氏である。アメノホヒから25代目のハタヤスが716年に「神賀(かみほぎ)の事を奏す」と続日本紀にあるので、1代で約22年経過しておりアメノホヒは西暦180年頃に活躍した人となる。
 丹後一ノ宮の籠神社の当主・海部光彦氏は、ニギハヤヒから82代目になる。
 埼玉県日高市の高麗(こま)神社の宮司である高麗澄雄氏は、716年に祖神となった高麗王若光(こしきじゃっこう)から59代目で、1代は約22年である。
 このように、神代の時代は2世紀中ごろから3世紀中ごろと推定できる。
 神武即位年は日本書紀に辛酉(かのととり)年とあるので、181年か241年に相当する。神武の父ウガヤフキアエズはアメノホヒの弟であるから、即位年は241年である。これ以前が神代となる。』
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by enki-eden | 2016-05-01 02:10