古代史探訪

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兵庫住吉神社(神戸市兵庫区)

兵庫の住吉さん
兵庫県神戸市兵庫区切戸町(きれとちょう)1-3  電078-671-4067
祭神 住吉四柱大神(表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯比売命)。

 神社の説明によると、
 『兵庫の津は風浪を避ける場所がなく、地元では難儀をしていた。明治10年に新川運河が完成、船の通運が安全になったので、地元住民の熱望により、海の守護神である住吉大神を浪速の住吉大社より勧請、明治11年6月3日に創祀した。
 昭和20年の空襲により社殿は羅災したが、昭和39年に復興建立した。』



   石の鳥居と境内
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 手前から、清盛塚(1286年造立の高さ8.5mの十三重塔、墳墓ではなく供養塔)、
 平清盛(1118年-1181年)の銅像(柳原義達の作)、
 琵琶塚(平経正の墓、琵琶の名手で1184年没)。
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  東向きの拝殿、桜が咲き始めた(3月24日)。
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  橋本稲荷神社(宇賀魂大神)
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 神社の東を流れる新川運河(兵庫運河の一部)に架かる大輪田橋、後方の山は六甲山系。
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  大輪田橋と大輪田水門
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 平清盛は大輪田泊(おおわだのとまり、兵庫港)を使用して大陸の南宋(1127年-1279年)と貿易をしていた。そして、1180年(治承4年、81代安徳天皇、高倉上皇の時代)に都を京都から摂津国福原(神戸市)に移したが、この遷都は半年で頓挫した。

 「平氏にあらずんば、人にあらず」と云うほど栄華を誇った平氏(平家)も、その独裁ぶりに反発した勢力が各地に台頭し、やがて源氏の挙兵に繋がっていく。
 1185年の「壇ノ浦の戦い」で平家が敗北、源頼朝(1147年-1199年)により鎌倉幕府が成立する。

 当神社の西向かいに時宗(じしゅう)の真光寺(しんこうじ)がある。宗祖は一遍上人(いっぺんしょうにん、1239年-1289年)で、念仏勧進の全国遊行(ゆぎょう)の途中にこの地に立ち寄り、真光寺の観音堂で入寂した。境内に一遍上人御廟所があり、兵庫県重要文化財になっている。
 観音堂の東に熊野権現社(紀州熊野坐大神)が鎮座、時宗は熊野権現を守護神として尊祟している。神仏習合時の名残か。
   一遍上人御廟所
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©2012 Innami Kanki
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by enki-eden | 2018-04-19 09:39