古代史探訪

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山神社(さんじんじゃ、朝来市生野町)

 山神(さんじん)さん、無料駐車場あります。
 兵庫県朝来市(あさごし)生野町(いくのちょう)口銀谷(くちがなや)698

 祭神 金山彦命(かなやまひこのみこと、鉱山の神様)
     伊弉冉命(いざなみのみこと)が迦具土命(かぐつちのみこと)を生むときに
     火傷をして、苦しみながら吐いた物から金山彦命と金山姫命が生まれた。

 創建 大永元年(1521年)

 当社は口山神社と称していたが明治24年(1891年)に現在地に遷座し、奥山神社と合祀して山神社となった。

 奥山神社は但馬守護職・山名祐豊(すけとよ、1511年-1580年)が生野銀山の発展を祈願して天文22年(1553年)に大山祇神を勧請して創建していた。
 天正4年(1576年)に生野銀山の守護として神宮寺を建て毘沙門天を祀ったが、明治の神仏分離令により毘沙門天を仙遊寺に遷し、奥山神社には金山彦命が祀られた。

 生野銀山が稼働していた時代は大変賑わい、春の大祭には鉱山も休業となって「山神祭」が開かれ、立派な神輿が町内を練り歩いたようだ。
 昭和48年に生野銀山が閉山し、往年の賑わいはなくなった。



 日本の鉱山で働く人の安全と発展を祈願して、愛媛県大三島に鎮座する大山祇神(おおやまづみのかみ、山の神)が鉱山には祀られている。
 2016年9月5日投稿の「大山祇神」をご参照ください。
  
 生野銀山地区の北は「岩津地区」で、朝来市の特産品「岩津ねぎ」で有名。関東の白ネギと京野菜の九条ネギ(青ネギ)の自然交配でできたと考えられているが、品種改良されたとも云われている。
 岩津ねぎは19世紀初め頃に生野銀山労働者の冬の野菜として栽培され、今では朝来市全域で特産品として生産、商標登録されている。
 料理研究家の故・土井勝氏(1921年-1995年)が冬場の鍋料理に岩津ねぎが良く合うと絶賛した。

   鳥居と拝殿(北向き)
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 鳥居横に恩賜記念碑があり、説明文によると、
 『生野銀山は1542年の開坑以来400年の間、幕府や政府の庇護と町民の協力により繁栄してきた。明治22年からは宮内省所管の鉱山だったが、明治29年に三菱合資会社の経営に移った。
 その際、宮内省から町民の永年にわたる協力を称賛して、当時としては莫大な金額の69,000円が下賜された。
 町はこれを基金として町政の振興を図るとともに、この喜びを子孫に伝えるために記念碑を建立した。』

   本殿
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©2012 Innami Kanki
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by enki-eden | 2018-06-09 23:27