古代史探訪

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猪篠八幡神社(いざさはちまんじんじゃ、神崎郡神河町)

兵庫県神崎郡(かんざきぐん)神河町(かみかわちょう)猪篠(いざさ)1113
祭神 誉田別命(ほむたわけのみこと、15代応神天皇)、
   比売神(ひめのかみ)、息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)。

 鳥居横に車を停められます。

 地名の猪篠(いざさ)は八幡神を指す地名で、八幡神は2km西の八幡山(775m)頂上に祀られていたが当地に遷座したと云われている。八幡山は朝来市生野町と神崎郡神河町の境界にある。
  赤が八幡神社、黄が八幡山。


 応神天皇(363年-403年)が神功皇后(321年-389年)摂政13年(西暦375年)、立太子として氣比神宮(けひじんぐう、福井県敦賀市)にお参りし、氣比大神と太子が名前を交換した。それで氣比大神を去来紗別神(いざさわけのかみ)と云い、太子を誉田別尊と名付けたと云う。
 2017年10月27日投稿の「伊奢沙別命」をご参照ください。
 
 応神天皇に因んだ「イザサ」が当地の地名「猪篠(いざさ)」になったと考えられるが、姫路市安富町の伝承によると、凶暴な大鹿をイザサ王と呼んでいたとある。
 播磨国風土記託賀郡にも応神天皇と大鹿の記事がある。2015年12月26日投稿の「大津神社」をご参照ください。

 また、海部氏・尾張氏の祖である天火明命の別名を「イザサ王」とし、「火明命の荒ぶる神」と云う説がある。八幡神とは、火明命の死後の名前であり、イザサ王のことであると云う説もある。

 播磨北部に多い両部鳥居(神仏習合の名残)
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 当社参道には樹齢400年以上の杉の大木が林立する。幹回りは8m前後、高さは44m、48mなど50mに近い大杉である。
 音を立てて境内を流れる美しい急流の川を渡ると、拝殿前の大杉。伊勢神宮の参道で見るような神々しさであった。
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 本殿は享保5年(1720年)に建立、昭和6年(1931年)に改築。三間社流造の鉄板葺き。
 蛙が股を広げて踏ん張ったような形の「カエル股」で梁を支えている。カエル股で特に有名なのは、左甚五郎作の日光東照宮の「眠り猫」や三井寺の「龍」です。
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 本殿の左に稲荷神社(宇氣母智神、うけもちのかみ)と秋葉神社(迦具土神、かぐつちのかみ)。
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©2012 Innami Kanki

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by enki-eden | 2018-07-03 14:20