2018年 10月 02日
布都(ふつ)
布都は素戔嗚(すさのお、140年頃-200年頃)の父の名。布都が所持していた剣は布都御魂(ふつのみたま)で、「石上神宮」のご神体となっている。
布都御魂剣は全長85cmの鉄刀で内反り(逆反り)になっている。
布都斯(ふつし)は素戔嗚の実名で、布都斯魂剣(天羽々斬、あめのははきり)も石上神宮に奉安されている。素戔嗚がこの剣で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した。
布都は「真実の男」と云う意味だろうか。「素戔嗚と楚」をご参照ください。
真経津鏡(まふつのかがみ)は三種の神器のひとつである「八咫鏡(やたのかがみ)」の別名。「真実の宝鏡」と云う意味だと考えられる。
経津主神(ふつぬしのかみ)は日本書紀に登場し、藤原氏の香取神宮、春日大社で祀られる。
出雲国風土記には布都怒志命と記す。
経津主神は本来物部氏の祖神であるが、物部氏の勢力が衰えた後は中臣氏(藤原氏)に取り込まれてしまい、日本書紀には伊弉諾尊が軻遇突智(かぐつち)を斬った際に経津主が生まれたとある。また、大国主命に国譲りを迫った武神としても記されている。
8代孝元天皇(238年-293年)と伊香色謎命(いかがしこめのみこと)の皇子に、彦太忍信命(ひこふつおしのまこと)がいる。古事記では比古布都押之信命と記される。「誠に偉大な、真実の皇子」と云う意味でしょうか。
物部布都久留(もののべのふつくる)は21代雄略天皇(432年-479年)と22代清寧天皇(484年崩御)に仕えた。
布都姫(ふつひめ)は物部尾輿(6世紀半ば)の娘。
布都御魂の剣から連想して、布都(ふつ)は「剣で物を切る音」や「断ち切る様」とする説が多いが、上にあげた人名・神名などから、フツは「全く、本当の、真実の」と云う意味ではないかと私は考えています。
布都御魂剣は全長85cmの鉄刀で内反り(逆反り)になっている。
布都斯(ふつし)は素戔嗚の実名で、布都斯魂剣(天羽々斬、あめのははきり)も石上神宮に奉安されている。素戔嗚がこの剣で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した。
布都は「真実の男」と云う意味だろうか。「素戔嗚と楚」をご参照ください。
真経津鏡(まふつのかがみ)は三種の神器のひとつである「八咫鏡(やたのかがみ)」の別名。「真実の宝鏡」と云う意味だと考えられる。
経津主神(ふつぬしのかみ)は日本書紀に登場し、藤原氏の香取神宮、春日大社で祀られる。
出雲国風土記には布都怒志命と記す。
経津主神は本来物部氏の祖神であるが、物部氏の勢力が衰えた後は中臣氏(藤原氏)に取り込まれてしまい、日本書紀には伊弉諾尊が軻遇突智(かぐつち)を斬った際に経津主が生まれたとある。また、大国主命に国譲りを迫った武神としても記されている。
8代孝元天皇(238年-293年)と伊香色謎命(いかがしこめのみこと)の皇子に、彦太忍信命(ひこふつおしのまこと)がいる。古事記では比古布都押之信命と記される。「誠に偉大な、真実の皇子」と云う意味でしょうか。
物部布都久留(もののべのふつくる)は21代雄略天皇(432年-479年)と22代清寧天皇(484年崩御)に仕えた。
布都姫(ふつひめ)は物部尾輿(6世紀半ば)の娘。
布都御魂の剣から連想して、布都(ふつ)は「剣で物を切る音」や「断ち切る様」とする説が多いが、上にあげた人名・神名などから、フツは「全く、本当の、真実の」と云う意味ではないかと私は考えています。
by enki-eden
| 2018-10-02 00:07