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神社、遺跡めぐり   1943年生   印南神吉 (いんなみかんき)


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駒林神社(こまがばやしじんじゃ、神戸市長田区)

兵庫県神戸市長田区駒ケ林町3丁目7-3  電078-611-4065

無料駐車場は、石の注連鳥居の手前を右に曲がる。

祭神 応神天皇、猿田彦大神、奇稲田姫命。

別称は駒ヶ林八幡宮で、厄除けの宮。

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毎年118日から20日までの厄除大祭は大いに賑わう。

当社は伊勢神宮で用いられた「丸三方」を所有しており、大事なお祭りの際に用いている。三方(さんぼう)は、四角形の台の三方向に眼象(げんじょう)と呼ばれる穴があいているので「三方」と呼ばれる。一般的には四角形の三方が多いが、丸三方、板足三方、長三方などもある。

丸三方には眼象が開いていない。

古代には、当社の前の海は要津(ようしん、重要な港)になっており、1178年に平清盛(1118-1181年)が上陸したとの記録が残っている。現在は長田漁港となっている。

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平安時代にこの港に来朝する外国人を検問する玄蕃寮(げんばりょう)の出先機関があり、災いが入らないように取り締まっていた。「玄」は僧侶、「蕃」は外国人で賓客のこと。

その役所内に「厄除けの宮」として当社が創建された。

1336年、足利尊氏(1305-1358年)が西国敗走の時、当社に奉詣して社前の浜より乗船したという。

1924年に社殿を修築し、若宮社と村内の小祠を合祀し、社名を「八王子八幡神社」から「駒林神社」と改称した。

長田漁港前の赤い大鳥居、

鳥居の右前に駒ヶ林が「いかなごのくぎ煮」発祥の地である事を記した石碑がある。

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  拝殿、注連鳥居の手前右に駐車場がある。

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  本殿

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本殿右に、天光玉勝稲荷神社と奥に神明鳥居の神明社(天照大御神)。

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  本殿左に三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ、かまどの神様)、

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 荒神社の多い県は、多い順に岡山県、広島県、島根県、兵庫県である。

「三宝荒神」は仏教系であるが、「荒神さん」は複雑で、由来は多岐にわたり、日本での拡がりが瀬戸内地方と島根県を中心としていること、火の神・かまどの神・災難や不浄を除去する神であることを考えると、「素戔嗚尊(楚人)」や古代中国の「楚」との関連が考えられる。

中国神話の「炎帝(えんてい)」、「祝融(しゅくゆう)」と関係があるかもしれない。楚の王は祝融を祖先とする。

楚辞の言葉づかいについては、2014418日投稿の「楚辞」をご参照ください。


荒神信仰は修験道の役小角(えんのおづぬ)とも関係が深く、山岳信仰・密教・神道など様々な要素を含み、日本の民間信仰の中で拡がっていった。

印南神吉   メールはこちらへ  nigihayahi7000@yahoo.co.jp


by enki-eden | 2019-03-01 16:41