2020年 04月 24日
滋賀県草津市の黒土遺跡(くろつちいせき)
滋賀県草津市南笠町(みなみがさちょう)617の黒土遺跡(くろつちいせき)には、奈良時代の史跡・近江国庁跡の脇殿と長舎および古代の東山道(とうさんどう、古代7官道の一つ)の可能性がある道路状遺構がある。
周辺地区でも規則的に配列された奈良時代前半の建物群跡などがある。この地域には奈良時代の東山道が通り、その周辺に古代の役所である官衙的な建物など多数の建物が存在していた。
今回、「黒土遺跡」から大型の鍋や釜を製造する遺構が見つかった。7世紀末から8世紀初めの鉄製品鋳造施設跡だと云う。
大型の鍋や釜は個人の家では必要ないので、これは役所など大人数の炊事用だと考えられる。
黒土遺跡の500m北西に治田神社(はるたじんじゃ)が鎮座。祭神は開化天皇、彦座命、大海真持連(おおあままもちのむらじ)、饒速日命(にぎはやひのみこと)。
雄略天皇6年(西暦462年頃)、この地方の開拓者・治田連(はるたのむらじ)彦人が祖神の9代開化天皇と皇子の彦坐王(ひこいますのみこ)を祀った。琵琶湖周辺は和爾氏や息長氏の拠点が多い。饒速日命は明治の終わりに合祀された。
治田神社のすぐ北には南笠古墳群があり、前方後円墳2基(5世紀後半)と円墳1基が残っている。元は22基の古墳があったようだ。治田氏の墓域だったと考えられる。
印南神吉 メールはこちらへ nigihayahi7000@yahoo.co.jp
by enki-eden
| 2020-04-24 14:27

