2021年 05月 04日
船町蛭子神社(ふなまちえびすじんじゃ)
兵庫県西脇市黒田庄町(くろだしょうちょう)船町(ふなまち)389
車は境内東の土手か河川敷に停められる。
当社は、加古川の堤防ができる前には河川敷に鎮座していたが、堤防の西に遷座した。
祭神 蛭子命(ひるこのみこと)
えびす宮総本社の「西宮神社」の分霊で、商売繁盛の神様「えべっさん」。明治時代初めに祀られ、1月の大祭とえびす祭りが有名で大賑わいになると云う。
当社は加古川の西岸にあり、船町は加古川水上交通の拠点であった。江戸時代に加東郡滝野村の阿江与助(1634年没)や多可郡田高村(たこうむら)の西村伝入斎(でんにゅうさい)などが加古川の掘削工事をして、加古川舟運が開通した。
村人は舟運の安全と商売繁盛を祈願して当社を創建した。貨物輸送で栄えた加古川舟運であったが、大正2年(1913年)に開業した播州鉄道(JR加古川線)に業務が代替されることになる。
黒田庄町(多可郡黒田村)は、軍師・黒田官兵衛(1546年-1604年)の生誕地とも云われ、地名に因んで官兵衛は姓を小寺氏から黒田氏に改め、姫路城を相続して居城したと云うが、異説もある。
境内を望む(17秒の映像)。
石の鳥居
拝殿
拝殿前の狛犬は、右(阿)が玉持ち、左(吽)は子持ち。
本殿、右に大国主神社(「えびす様」と「だいこく様」)。
境内の東を流れる加古川と北播磨の山々。
印南神吉 メールはこちらへ nigihayahi7000@yahoo.co.jp
by enki-eden
| 2021-05-04 13:33