薭田野神社(ひえだのじんじゃ、亀岡市)
電0771-22-4549 駐車場あります。
丹波国桑田郡の式内社。
祭神 保食命(うけもちのみこと)、五穀豊穣・食を司る女神で、豊受大御神と同じ。
大山祇命(おおやまつみのみこと)、山の守護神で、木花開耶姫の父。
野椎命(のづちのみこと)、野・田畑の女神で、大山祇命の后。
特殊神事の佐伯郷燈籠祭(さえきとうろうまつり)では、寛喜元年(1229年)に御所より賜った5基の神燈籠と台燈籠を中心に五穀豊穣祈願の祭りを8月に斎行する。
この夏祭りは京都府の無形民俗文化財に指定されており、「盆」と「豊作祈願」を合わせた五穀豊穣祈願の神事で盛り上がる。人形浄瑠璃も奉納される。
当地では、縄文時代から人々が食物の神、野山の神を祀り、田畑を切り開き、収穫物を供えて豊作と子孫繁栄を祈ったと云う。
43代元明天皇の和銅2年(709年)、丹波国守大神朝臣狛磨が大和朝廷の指示によって土盛の前に社殿を造営し、佐伯郷の産土神として祀った。
南の大鳥居と両部額。

東の鳥居、社殿は東向きに建てられている。

稲荷神社(宇迦之御魂命)


稲荷神社の横に癌封治瘤(こぶ)の木。
樫の木のコブを祈りながら撫でると癌にならない。

石の環くぐり、願い事を念じながらくぐると達成する気力を授かる。

拝殿、
拝殿前に「悪病退散と癌封治の清めの真砂」が樽に入っており、持ち帰って玄関前に
「立て砂」をするとご利益がある。庭に撒く人もいるようだ。


本殿、京都府登録文化財。

本殿右の玉垣内に春日神社。

本殿左の玉垣内に鎌倉時代の京式八角石灯籠(国の重要美術品)。
源義経奉納と伝わる。

幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)の魂石(たまいし)と、
えびす神社(商売繁盛)。

必勝気願石。 石に両手をあて、意欲と氣力を授かる。 「祈願」ではなく、「氣願」。
説明板には必勝気力石とある。

本殿右に長寿の滝(健康と長寿)。

その後ろに 鎌倉時代の本殿礎石。

境内北隅に稗田阿禮社(ひえだのあれしゃ)、

古事記編纂者の一人である稗田阿礼(ひえだのあれ、7世紀~8世紀)は、奈良県大和郡山市稗田町319の売太神社(めたじんじゃ)の祭神になっている。天宇受売(あめのうずめ)と猿田彦も祭神となっている。
大和の稗田には、猿女君(さるめのきみ、稗田氏)が居住していた。稗田阿礼も稗田に住み、朝廷に仕えていたと考えられる。
稗田阿礼の実在性や性別を疑問視する向きもあるが、特定の個人ではなく、男女を含む数人の稗田氏が協力して古事記編纂に関わったのかもしれない。
薭田野神社がある「亀岡市薭田野町」も稗田阿礼の出身地と云う伝承があるので、稗田氏が居住していたのであろう。
兵庫県揖保郡太子町鵤926の「稗田神社」をご参照ください。
印南神吉 メールはこちらへ nigihayahi7000@yahoo.co.jp

