2024年 11月 10日
旧約聖書のメトシェラ(メトセラ)の年令
旧約聖書の登場人物は誰も超長寿で、
アダム(4,500年程前)は930才、
セツは912才、
エノスは905才、
カイナンは910才、
マハラエルは895才、
ヤレドは962才、
エノクは365才、
メトシェラ(メトセラ)は969才、
レメクは777才、
ノア(ノアの箱舟で有名)は950才、
セムは600才、
アルパクサデは438才、
シラは433才、
エベルは464才。
14代にわたって物凄く長生きをしている。
最も長生きしたのは969才のメトシェラ(メトセラ)である。当時の暦は現在とは違って、現在の1か月を1年とする12倍歴だったのではないか。
12倍歴だとメトシェラは現在の暦の81才まで生きたことになる。当時としては大変な長生きで、365才で亡くなった短命のエノクは30才で亡くなったことになる。
その後に続いて記載されている人物の寿命が1/3から1/4程に縮小しているので、暦が12倍歴から4倍歴に変わったのかもしれない。3か月ごとに年を取る勘定である。
アダムから20代目のアブラハム(4,000年ほど前)の年令は175才と記されているので、現在の暦の44才まで生きたと考えられる。当時の平均寿命は40才代だったのでしょう。
日本の弥生時代から古墳時代までの年令も現在の暦とは違って、2倍歴が使われている。春分と秋分に年を取るのである。或いは夏至と冬至である。
古代では冬至の翌日が正月になった。ヨーロッパでも同じで、キリスト教が定着すると「新年の祭り」が「クリスマス」に代わった。
「日本書紀の神武天皇年」と「ヨーロッパの夏至祭と冬至祭」ご参照ください。
印南神吉
by enki-eden
| 2024-11-10 14:54