救世主は日本から現れるのか
旧約聖書に「東の地から光が現れる」とあるように、太陽が東から昇るのでユダヤ人(イスラエル人)は東方を希望の地として考えていた。
イスラエルから見て「東の地」はメソポタミア(イラク)、ペルシャ(イラン)、インダス(インド・パキスタン)などであるが、それよりも遥かに東の端(極東)の「見知らぬ海沿いの島国」に希望・光・救世主を思い抱いていたのかもしれない。
その地は誰も知らない日本だったのか。日本列島からは縄文人が海路でメソポタミア、イスラエルなどに行っていたと考えられる。
日本にモーゼ(3,000年前)の墓、キリスト(2,000年前)の墓と称するものが現存する。
「東の地から現れる光」とは窮地に陥ったユダヤを救うメシア(救世主)のことである。
1947年頃にヨルダン川西岸地区のクムランで発見された「死海文書」は、2,000年前のユダヤ教エッセネ派クムラン教団が保有していた聖書だったと考えられる。
イエス・キリスト(BC4年‐30年)もクムラン教団に属していた。
死海文書には「聖書を知らぬ東の地に救い主が現れる」と記されている。
岡本天明(1897年‐1963年)の「日月神示」に、「日本が味わった苦難を上回る災害が世界を襲うが、その時は日本が世界を助けよ」と云っている。
理論物理学者のアルベルト・アインシュタイン(1879年‐1955年)の言葉、
「戦争に疲れた時、人類は誠の平和を求めて世界的な盟主を挙げねばならない。それはあらゆる国の歴史を越えた古く尊い家柄でなくてはならない。我々は神に感謝する。日本と云う尊い国を造っておいてくれたことを。」
日本に世界の危機を救う救世主(個人)が現れる可能性は少ないかもしれないが、多くの日本人の「集合意識」が世界を救う可能性は非常に高い。
災害の多い日本列島に4万年以上も住みついている日本人は、自然・精霊に祈りを続け、争いではなく調和の精神で凌いできた。
この日本人の「集合意識」・「魂」が、静かに確実に世界へ光を放つことになる。
物質主義と精神主義の調和、忙しい日常の中で魂に向き合う姿勢を表すことで世界を誘導する状況になりつつある。
印南神吉(いんなみ かんき)

