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古代史探訪 enkieden.exblog.jp

神社、遺跡めぐり   1943年生   印南神吉 (いんなみかんき)


by enki-eden
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富士王朝(ふじおうちょう)

 富士王朝(ふじおうちょう)は神武天皇(181年‐248年)より前の時代に富士山麓に存在したと云う王朝で、偽書とされる宮下文書(富士古文献)に9,000年前からの歴史として記されている。

 宮下文書は山梨県富士吉田市の小室浅間神社(おむろせんげんじんじゃ)宮司の宮下家に伝わる古文書で、明治16年(1883年)に宮下家で発見されたと云う。

 小室浅間神社の現在の宮司は宮下重範氏で、主祭神は木花咲耶姫命、ご神体は富士山。

 宮下文書には富士山麓の「富士高天原王朝」の伝承があり、秦の始皇帝(BC259年‐BC210年)の命により日本にやってきた徐福が記録したとある。

 日本各地に徐福伝説があるが、私は今でも徐福は日本に来なかったと考えているので、徐福は宮下文書の筆者ではないと考えている。

 宮下家の遠祖に徐福がいるのかもしれない。「応神天皇の時に秦氏が渡来」したので秦氏の先祖に徐福がいるかもしれない。

 宮下文書には富士山の噴火についての記述が多いので、富士山周辺地域の伝承を集めて編纂した可能性がある。

 宮下文書は数千年の長期に亘る歴史書なので、それぞれの時代毎に多くの筆者がいると考えられる。

 神々の系譜については、神代系譜、応神天皇系譜、武内宿禰系譜、秦徐福系譜がある。

 富士高天原の古図なども掲載されている。

 第一神朝時代の話がペルシャの北西とトルコの東端との境にあるアララト山(5,137m)で9,000年前から始まり、最初の神の名は「天之峰火雄神(あめのほほおのかみ)」と云うが、旧約聖書のノア(4,300年ほど前)に対応するのかもしれない。

 しかし、両者の時代は全く異なるが「倍年」と見れば9,000年は4,500年だから時代が合っているのかもしれない。

 第一、第二神朝時代が終わりペルシャ北方を去るまでに2,600年ほど(実際には1,300年ほど)が経過したと云う。

 

 6,000年ほど前(実際には3,000年ほど前)に神々は世界中に別れていった。日本の富士山麓にやって来たのは高皇産霊神(たかみむすひのかみ)と皇子の国常立尊(くにのとこたちのみこと)と国狭槌尊(くにのさつちのみこと)で、神国日本の始まりとなる。

 第三神朝時代は神皇7代が国造りをし、7代目の伊弉諾命(いざなぎのみこと、125年頃‐190年頃)で終わる。

 第四神朝時代は天照大神(140年頃生)が即位したので、月夜見尊(つくよみのみこと)は富士南麓に退いた。

 月夜見尊の子が大山祇尊(おおやまづみのみこと)、その子が木花咲耶媛尊(このはなさくやひめのみこと)で瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の皇后となる。

 瓊瓊杵尊が崩御すると、富士高天原(阿祖山太神宮)は分列し、九州王朝は鵜茅葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)が神皇となった。

 九州王朝の皇太子は大和橿原で神武天皇として即位(211年)、その後富士高天原の勢いは衰えていった。

 11代垂仁天皇、12代景行天皇、日本武尊(やまとたけるのみこと、302年‐332年)の時代に富士高天原は滅んだ。

     

 15代応神天皇(363年‐403年)の第一皇子・大山守皇子(おおやまもりのみこ)は名前を「宮下」と変えて阿祖山太神宮の宮司となり、富士高天原の復活を願った。     

 しかし、延暦19年(800年)の富士山大噴火で阿祖山太神宮などは焼失・埋没で壊滅してしまった。

 富士山の噴火で富士高天原は無くなったが、征夷大将軍の坂上田村麻呂(758年‐811年)が相模(さがみ、神奈川県)の寒川(さむかわ)に寒川神社を建立させた。  

 南朝(吉野朝廷)の後裔関係も富士高天原の復活を願って暗躍していた。

 関東武士(坂東武士)は富士高天原の復活を願っていた可能性がある。

 戦国武将の武田信玄(1521年‐1573年)や徳川家康(1543年‐1616年)は南朝系で、明確に富士高天原の復活を願っていたかは分からないが、薩長土肥による明治維新の結果として首都は京都から東京(江戸)へ遷都、明治天皇(1852年‐1912年)は江戸城を皇居とした。

 東京遷都は富士高天原の復活と見て良いのかもしれない。「高天原」は富士山麓→九州→大和・山城→関東(東京)へと変遷していった。

 富士山の高天原としての霊力は今も続いており、伊勢神宮、出雲大社と共に日本を護っている。

 印南 神吉(いんなみ かんき)


by enki-eden | 2026-04-04 11:43