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古代史探訪 enkieden.exblog.jp

神社、遺跡めぐり   1943年生   印南神吉 (いんなみかんき)


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兵庫県尼崎市(あまがさきし)東園田町1丁目359   電06-6491-3588

境内に車を停められます。

通称 交通神社

祭神 鳥之磐楠船命(とりのいわくすふねのみこと)

祭神の鳥之磐楠船命は交通運輸の祖神で、西暦201年の「出雲国譲り」の際に建御雷神(たけみかづちのかみ)に従って大国主命の許に行き、大業を成し遂げた。

鳥之磐楠船命は伊弉諾尊(125年頃-190年頃)と伊弉冉尊の子神で、別名は天鳥船神(あめのとりふねのかみ)。

天夷鳥命(あめのひなとりのみこと)、径津主神(ふつぬしのかみ)、稲背脛命(いなせはぎのみこと)、武三熊命(たけみくまのみこと)、大背飯三熊大人(おおせいいのみくまのうし)なども同じ神と云う説もあるが、違うでしょう。

「鳥之磐楠船(空飛ぶ船)」に乗って走行したので交通運輸の神、交通安全守護の神として信仰されている。

「空飛ぶ船」と云われるくらいスピードの速い船(鳥之磐楠船)に乗って、高い操船技術を駆使したのでしょう。当時、楠の木は最適の造船材であった。

船詰神社の旧跡地は、450m北西に船詰公園として残っている。



当社は、旧冨田村(とうだむら)の氏神として古くから祀られていた。

明治44年に天神社と荒神社を合祀、昭和51年に愛宕社を合祀した。

入口の鳥居と社号標。

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車はここから入る。

注連柱には、「交通運輸祖神」「天鳥船神奉斎」と記されている。

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拝殿、神紋は「五三の桐」。

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拝殿右に日本酒の菰樽(こもだる)。

神戸市・西宮市・芦屋市・伊丹市・尼崎市の5市が申請した『伊丹諸白(いたみもろはく)と灘の生一本(なだのきいっぽん)、下り酒が生んだ銘醸地伊丹と灘五郷(なだごごう)』が令和2年に日本遺産に認定された。

江戸時代、酒造家は酒輸送専用の樽廻船により「下り酒」と称賛された酒を江戸に届けた。

船倉に積み込まれた酒樽が荒波で壊れないように菰で包んだ菰樽が開発され、現在でも使われている。

伊丹の鴻池家は酒造によって財を成し、はじめて清酒諸白(濁り酒ではない澄み酒)を製造し江戸まで出荷したと云う。

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本殿

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本殿右に末社の、

 愛宕社(火之迦具土命)、防火の神で農耕守護。

 荒神社(奥津比古命、奥津比女命、火産霊命)、竈の神で家業繁栄。

 天神社(天常立命、菅原道真公)、学業成就の神で智能啓発。

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本殿左に

 清玉稲荷社(宇迦之御魂命)、商売繫盛、五穀豊穣、家運隆昌守護。

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印南神吉   メールは nigihayahi7000@yahoo.co.jp


# by enki-eden | 2023-01-03 13:47

 兵庫県神戸市北区大沢町(おおぞうちょう)市原631

 駐車場はバリケードを設置しているので、路上駐車になる。

  

祭神 豊受大神(とようけのおおかみ)、

    御歳大神(みとしのおおかみ)。

   


2.5km東の上津(こうづ)大歳神社(大歳御祖命)から勧請して大歳神を奉斎していたが、肥前国佐賀の浪士・仲井守国(紀守国)が当地に居住し、当社を崇敬。大願主となり私財を投じて永正8年(1511年)に新社殿を造営した。

そして自らが崇敬する豊受大神を伊勢国渡会神主より勧請を受けて合祀し、社名を豊歳神社と改称した。   

南面した本殿に向かって右側(東室)に豊受大神、西室に「大歳神」を祀った。大歳神と御歳神の区別をしていないかもしれない。

本殿は室町時代後期の建築で、昭和54年(1979年)に国指定重要文化財になった。

入口の鳥居

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境内右に市原公会堂。

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拝殿

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本殿の覆屋。

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覆屋に納められた春日造りの本殿、国の重要文化財。

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本殿右に祠。

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本殿左にも祠。

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印南神吉   メールは nigihayahi7000@yahoo.co.jp


# by enki-eden | 2022-12-28 10:20

 兵庫県神戸市北区長尾町宅原(えいばら)1271  電078-986-5383

通称は一之宮明神。

境内に車を停められるようですが、前の道路が狭い。

祭神 素盞嗚尊(すさのおのみこと)、

    大歳御祖大神(おおとしみおやのおおかみ)、

    八王子命(はちおうじのみこと)。


   

里人の川原村主は「素盞嗚命」の神託を受け、菅生の大池を開墾して田畑とした。その報恩として社殿を建立した。

天正11年(1583年)、武田晴信(信玄、1521-1573年)の家臣馬場信直が社殿を改築、一之宮明神と崇めた。

寛文5年(1665年)の本殿造営棟札と正徳4年(1714年)・享保19年(1734年)の「由緒縁起」古文書を所蔵している。

明治6年(1873年)に近隣の「大歳御祖神」と八王子命を合祀し、明治44年(1911年)に近隣神社数社を境内末社として奉斎した。

昭和4年(1929年)に本殿改築、神域整備をした。

   

八王子命は、素盞嗚尊と天照大神の誓約(うけい)によって生まれた五男三女神、田心姫、湍津姫、市杵嶋姫、天忍穂耳尊、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野楠日命。

或いは、素盞嗚尊の八人の御子、八島士奴美命、五十猛命、大屋津比売命、抓津比売命、大歳神、宇迦之御魂神、大屋毘古命、須勢理比売命。


入口の鳥居、溝にかかった橋を渡る。

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東向きの境内に入る。

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左手に手水舎と神庫。

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農業舞台と鳥居、拝殿。

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右に社務所。

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鳥居の左は磐座と境内社の祖霊社。

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本殿

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境内社

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境内社と奥には稲荷社。

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本殿後方に愛宕社と荒神社。

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印南神吉   メールは nigihayahi7000@yahoo.co.jp


# by enki-eden | 2022-12-24 10:49

 兵庫県三田市(さんだし)三輪3丁目5-1  電079-562-4726  

 通称は三輪明神。

 

 国道176号線の三輪幼稚園前信号を北に入り、直ぐの道を左折すると神社の駐車場があります。

 

祭神 大己貴神(おおなむちのかみ)

     大己貴神は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の

     幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)。



当社は、大和国(奈良県)一宮の「大神神社(おおみわじんじゃ)」から分祀された。   

当社は古い歴史のある神社で、天平神護元年(765年)に大和国大神神社の封戸(ふこ)25戸を置き、有馬郡大神郷(おおみわのこおり)が封土となった。後に5戸を追加したと云う。

当地の摂津国有馬郡や播磨国・備前国などに勢力を持っていた赤松氏範(1330-1386年)の家臣で、大和国城上郡(しきのかみぐん)から来た松山弾正(だんじょう)が、文和年間(1352-1355年)に当社を天神山から当地丸山に遷し、社殿を設けた。

10月の例大祭で奉納される田楽・波宇也踊り(はうやおどり)が三田市の無形民俗文化財に指定されている。

国道176号線の三輪神社前交差点に建つ鳥居。

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社号標と、石段の左に庚申堂(こうしんどう、青面金剛明王)。

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社務所と、右に庚申堂。

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拝殿、   

注連縄は大神神社や出雲大社と同じく「向かって左側が元」となっている。

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本殿右の大歳宮。

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大歳宮の右手に神庫、神紋は「三つ輪違い紋」。

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本殿

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遥拝所

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本殿後方に琴平宮(大物主大神)。

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境内社の七社宮。

若宮社、恵美須社、素盞嗚社、神明社、八幡社、春日社、天満社。

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天神社

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稲荷社(倉稲魂神)

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稲荷社の後方に鬼瓦と神紋。

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大きなご神木

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境内から町の方を見ると紅葉が美しい。

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境外に森神社(三輪神社の元神社)。

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境外に大井ノ元。

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# by enki-eden | 2022-12-17 09:13

塩田八幡宮(神戸市)

兵庫県神戸市北区道場町(どうじょうちょう)塩田3238  電078-985-2863

無料駐車場あります。

北摂道場の塩田厄神として、厄除開運・交通安全等のご神徳。

祭神 応神天皇(おうじんてんのう、15代天皇)、

    神功皇后(じんぐうこうごう)、

    玉依姫命(たまよりひめのみこと)、

    御歳神(みとしのかみ)。

   

 当社は、大同年間(806年頃)には既に御歳神を奉祀する大歳神社として存し、室町時代後期の享禄元年(1528年)に山城国男山より八幡三神(応神天皇・神功皇后・玉依姫命)を勧請し、「石清水八幡宮」の別宮として(塩田)八幡宮との名称を号す。


 

 祭神の15代応神天皇(363-403年)は、14代仲哀天皇(320年頃-362年)と神功皇后(321-389年)の皇子とされている。

 玉依姫命は、神社の説明によると比咩大神(ひめおおかみ)として宗像三女神(田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神)となっている。

 当初の祭神である御歳神は、饒速日命(大歳神、165年頃-225年頃)と香用姫(かぐよひめ、かよひめ)の子神。


参道は長い。

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厳島神社(市杵嶋姫命)

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忠魂碑と後方は永代墓。

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赤い鳥居から石段を上る。

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 途中に石の鳥居。

 

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 鳥居の右手に水神社(水速女命、みづはのめのみこと)。

 水の神様で、古事記では弥都波能売神(みづはのめのかみ)、

 日本書紀では罔象女神(みつはのめのかみ)。

 

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 石清水祠(天之御中主神)、陸海交通の守護神。

 

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 剱御前社(14代仲哀天皇)

 

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 稲荷神社

 

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 高良神社(高良玉垂命、こうらたまたれのみこと)。

 

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 拝殿

 

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 本殿

 

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神楽殿には、

住吉神社(表筒男命・中筒男命・底筒男命・氣長足姫尊)、

竈神社(火産霊神・奥津彦)、大國神社(大國主神)、

八百萬神社(八百萬神)、春日大神宮が祀られている。

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武内神社(武内宿祢)、若宮八幡神社(16代仁徳天皇)、

神明神社(天照大御神)、山ノ神社(大山祇命、おおやまづみのみこと)。

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印南神吉   メールは nigihayahi7000@yahoo.co.jp


# by enki-eden | 2022-12-11 11:30